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バンブルビー

【料理で】ヌルサクを求めて......ヌルヌルでサクサクを作って食べたい!!【あの文言】

はじめに

どうも、こんにちは。

記事を見てくださり、ありがとうございます。

 

ところで!

あなたはこの記事を、スマホタブレット端末、もしくはパソコンから見ていることでしょう。当たった?これがメンタリズムです(大噓)。



そう、電子端末があなたの目の前にあると思います。そして、その動きを表現する、こんな言葉をご存知でしょうか?

そう、「ヌルサク」です。ヌルヌルサクサク

ヌルヌル、では動作が滑らかな様子のことを。サクサク、では反応の素早さや軽快さのことを指します。これらをまとめて、「ヌルサク」となるのです。

 

「ヌルサク」はスマホやPCの動作に関して、一種の褒め言葉として使われています。その他にも、アプリ単体の動作や、最新ゲーム機のパフォーマンスに対しても用いられていたり。ガジェットボーイズ&ガールズはこの言葉だけで白飯かきこめるんではないでしょうか。実際、「サクサク」って、揚げ物っぽくてご飯のおかずに欲しいところです。そう考えると「ヌルヌル」も、納豆やめかぶ、とろろ、と和食の小鉢ーズが思い浮かび、愛おしくなってきました......

 

 

 

ん?

 

 

白飯かきこめる......

 

ご飯のおかず......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヌルサクを、白飯の上にのっけたら...

どうなるんだ!?

イメージ図史上最低クオリティーのイメージ図

よし、作るか!

 

各軍、集う

今回、ヌルヌル軍とサクサク軍をそれぞれ選抜しました。お菓子からご飯のおかずまでを幅広く。

イカてもいない、小一時間スーパーで迷いながら買ってきたメンバーを紹介するぜ!

 

 

ヌルヌル軍よ 来たれ!

 

 

まずは、なめこ!!

なめこ。小学生のころおさわり探偵が流行ってました。

好き嫌いが分かれやすいきのこの中でも、これまた好き嫌いがハッキリ出そうな、なめこ。味噌汁に使う場合、なめこは水洗いしないと味噌の風味がなくなるという。強すぎる。水分およびヌル分がたっぷりなため、どうなることやら。

 

続いて、めかぶ!!

めかぶ。この記事のことを忘れて1個食べてしまうくらい好き。

漢字で和布蕪。しょっぱい系Verと酢の物Verとあり、二面性が光る。今回はかつお風味をチョイス。ご飯にかけると最強。納豆卵かけごはんが好きなあなた、めかぶ納豆卵かけごはんも好きだと思います。

 

 

最後に、片栗粉!!

片栗粉。こんな書体しといて、原産国はフランス!?

片栗粉、水に溶かすとヌルヌルドロドロ、油で揚げるとサクサクになる。幼年期のデジモンかよ。今回は、水に溶かすという進化条件を与えたい。ヌルヌル軍の待望の星、かもしれない。

 

以上、ヌルヌル軍は、「なめこ」、「めかぶ」、「片栗粉」が集まりました。

 

前に出よ サクサク軍

 

 

サクサクネームドお菓子、さくさくぱんだ!!

さくさくぱんだ 焼き芋ブリュレ。うまそう......

何店舗か探したが、焼き芋ブリュレしか見つからず。さくさくぱんだ村出身*1。期間限定品で、焼き芋パウダーを使用。や、焼き芋パウダーってなんぞや......

 

 

続くは、ビスコ!!

ビスコ。「結局、これ」みたいなところ、あると思います。

おいしくてつよくなる!このフレーズは食べてくれる子どもたちへのグリコのメッセージ。だが、今回はこの少年をヌルヌル軍とまみえさせ、成長させたい。次は君の番なんだ。

 

 

そして、サクサク軍最終兵器、フライの衣団feat.ライスペーパー!!

小麦粉、卵、パン粉、そしてライスペーパー。ちょっとバンド感というか楽団感がある。

結局サクサクってフライのことで、このメンツに来てもらった。フィーチャリングのゲストとしてライスペーパーを迎えた。ヌルヌル軍をライスペーパーでくるみ、それに衣を付けて揚げる、それが彼らのやり方。

 

以上、サクサク軍は、「さくさくぱんだ」、「ビスコ」、「フライの衣のもと」で編成。

 

はっきり言おう。「○○軍」の語感の良さから名付けたはいいが、趣旨としては失敗だったかもしれない。

 

 

なぜなら!

合体するからである!!

 

舞台はキッチン、合体させていきます。ちょうどよ~くヌルサクが共存した物体が完成すると祈りたい......

 

よし、レッツクッキング!

 

開戦

第一陣

(ヌ)片栗粉 × さくさくぱんだ、ビスコ(サ)

 

さあ、始めよう!

ここでは、まず片栗粉で「葛湯」*2を作る。そうしてできた葛湯のお風呂に、さくさくぱんだとビスコ(の少年)が浸かる、というのが目論見です。

「お風呂に浸かる、パンダとビスコの少年*3」で画像をAIに生成してもらった。
←Stable Diffusion Onlineより   mage.spaceより→

なんで?なにこれ?

いろいろとツッコミどころがありすぎる。なんでAIのほうがイラスト大喜利力が限界突破してんだ...*4

 

気を取り直して、早速やってみましょう。

まずは片栗粉で葛湯を作ります。

 

材料は、

*砂糖 小さじ2杯

*片栗粉 小さじ2杯

*水 大さじ1杯  

これに加えて、・熱湯 180mL。

 

*印の砂糖、片栗粉、水を混ぜる。

混ぜる。

混ざりきったと感じたら、熱湯を加えて、また混ぜる。

←混ざりきったの図          熱湯を加えて、また混ぜる→

お、段々ととろみが出てくる。

とろーり

混ざりきったら完成!一口味見してみましょう。

できた!

とろーっとしていて、優しい甘さ。うん、本物の葛湯を飲んだことがないからわからない(ごめんなさい)けど、できたみたいです。すくって指で触ってみると、おお、ヌルりとしている!

 

さて、ここからが重要な局面へ......

さくさくぱんだとビスコを浸からせていきます。

入浴中... イヤ~ン

さて、のぼせたみたいなので、実食!

いただきます。涙を誘うさくさくぱんだの表情。

......

.........

............    !!

できてる!!ヌルサク、なってる!!正直、最初からうまくいくとは思わず、シロガネ山のレッドみたいなリアクションになりました。

口に入れると、まずは片栗粉の葛湯のとろみが口を包む、そして噛んだ瞬間にはサクッとしたビスケットの香ばしさが広がります!

ビスケットを牛乳に浸したときとは明確に違っていて。とろーっとしつつもサクサクは残っていて、なんとも不思議......

ただ、そもそも片栗粉の葛湯は、ある程度のヌルヌル感もあるものの、どちらかというととろーっとしている。ヌルヌル感20、とろっと感45、サクサク感35、といったところ。

しかし、初っ端からいい感じにできたため、結構テンションが上がった!早速次にいきましょう!

 

 

第二陣

(ヌ)めかぶ × フライ団(サ)

 

続いて、めかぶをフライにするという大胆(?)な発想にチャレンジ。

めかぶも、まさか洋食っぽいフライになるとは思わなんだ。

 

流れとしては、

①めかぶをライスペーパーで巻く

②衣を付けて揚げる

といった感じ。

ではやってみます。

 

通常のフライで使う、バッター液(薄力粉、卵、水を混ぜたもの)とパン粉に加え、ライスペーパーともどす用の水を準備。フライの主役であるめかぶも万全を期しているようです。

おそらく、めかぶもこの顔合わせは初だろう。面食らっているはずだ。

まずは、水にライスペーパーを漬ける。少し固めくらいにするのがポイント。

ごくごく

ライスペーパーの上にめかぶをのせて、巻いていくぞ。ここだけの話、ライスペーパーもヌルヌルしていた。ヌルヌル側じゃん......

めかぶをライスペーパーの上にオン!
めかぶの調味液に気を付けて巻いていこう。

巻いてみたら、こんな感じになりました。ただ、やってみて1枚では少し心もとないと感じたため......

1枚で巻いてみた。だが、調味液が漏れていそうなので......

2枚目のライスペーパーでさらに巻いていく。

めかぶとライスペーパーでインスタの羽アートができるって知ってた?

調味液がたれる心配もなくなったため、バッター液とパン粉を付ける。

順調順調!

こんな感じになったら、オッケーだ。

ブースターが揚げてくれるならガス代の削減間違いない...

よし、それでは揚げていくぞ!

揚げ油には、サラダ油と少しのごま油。ごま油の香りがついて箸が進む。
弊ブログは、ニッポン揚げ揚げ運動を応援しています。

いい感じっぽい?どうでしょうか。

さて、できあがっためかぶのフライをカットしてみます。

ぐにーんとなっている。アッツ!

食べてみます。まずはサクサク!揚げ物の一口目のあのサクサク、しかも揚げたてで美味しいです。めかぶの水分、ヌル分も、ライスペーパーが吸ったのでしょうか、あのヌルっと感が少し残っています。評価としてはヌルヌル感20、サクサク感60、グニモチ感が20といったところか。グニモチ感?と思うでしょうが、これはライスペーパーの食感です。断面におけるライスペーパーの比率が大きく、弾力、歯ごたえがかなり強く出ました。ライスペーパーは1枚か2枚か、ここは研究のしがいがありそうです。ただ、このモチモチ感は初体験。生春巻きの食感に似てはいるがどことなく違う。このライスペーパー団子(?)のフライだけでも、試す価値あり。

白飯にのっけっぞ!

白飯にのっけて食べてみます。めかぶのかつお風味がしっかり効いていて、そのままで充分おかずになりますね。ソースをかけてみても、味がしつこくならないからご飯にも合う。

だが、嚙み応えがものすごく、ご飯と食べるよりも単体で食べたほうが味わえそうです。

でも美味い!自分で作ったからかもしれないけど、それでええやん。

 

 

第三陣

(ヌ)なめこ × 片栗粉(サ)

 

なんとッ!!ここにきて片栗粉、まさかの裏切りッ!

第二陣でニッポン揚げ揚げ運動を展開したフライに誘われ、ヌルヌル軍からサクサク軍へ...!

そんな裏切りのさなか、ここからはなめこ農家さんもおすすめするという、なめこのから揚げを作ろうと思います。

材料は、なめこと片栗粉だけ。下味は付けずに、味付けは最後に。かなり簡単そうですし、やってみましょう。

 

まずはなめこの袋の裏の指示に従い、水洗いしました。ここでぬめりや水気が取り切れていないと片栗粉が溶けてうまくつかないため、しっかりと。

ざる等で水洗いしたら、しっかりと水気、ぬめり気を切る。

今回はポリ袋になめこを移して、片栗粉をまぶした。そのまま袋をシェイク。

他のから揚げを作るときとほとんど一緒。

準備ができたら、油にどぼん。火が通り、衣がカラッとしてきたら出来上がり。

揚げ揚げ最高。

皿に盛り付けてみた。このままでは味がついていないので、塩をふりかけます。これはたまらずご飯に着地!

なめこのから揚げ完成!ご飯の上がよく似合う。

これは見るからに美味しそう!食べてみると、表面はから揚げの片栗粉でサクッとザクッと。中のなめこはもちっとしていて、これまた面白い食感です。なめこが嫌いな人でもパクパク食べられる一品になっていると思いました。ご飯と合わせても、相性バツグン。とりのから揚げと同じくらいにご飯が進み、すぐ平らげてしまった......

評価としては、ヌルヌル感35、サクサク感65、といったところです。揚げ物である以上、サクサク感強めだが、ヌルヌル感も消えてはおらず、普段の揚げ物とはちょっと違う感じで面白いです。揚げ物ルーティーン入り。中3週間でお願いします。*5

 

どれが美味しかった?

今回は、3つのヌルサク料理に挑戦しました。

デザート系の、「片栗粉の葛湯とさくさくぱんだ、ビスコ

サクッとフライ、「めかぶのフライ」

から揚げの新境地、なめこのから揚げ」

 

優勝を決めるとしたら、

...

...

...

なめこのから揚げ」!!

他の2つの料理と比べて、完成度が高いし、作る価値がある一品だと思いました。

加えて、フライでバッター液とパン粉を付けるよりも片栗粉をまぶすだけでいい分、手間が楽でもありました。

きのこ嫌いの方も、これなら食べられかもしれないので、ぜひお試しあれ!

 

おわりに

実録!ヌルサク料理は実在した!

正直なところ、ヌルヌルかサクサク、どっちかに全て持っていかれると思っていました。が、意外と共存、びっくりです。料理の懐、広すぎる。

特に、めかぶのフライは完全オリジナル、世界初といっても過言ではないのだろうか。*6

「オレの肩書き?料理発明家だけど?」なんて言えば、花は咲き誇り、鳥は歌い出すでしょう*7

今回はヌルサク料理にチャレンジしたが、次も奇想天外な料理に、いやもっとぶっ飛んだチャレンジをしてみたい!

 

以上となります。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

おわり。

*1:公式X/Twitterより。(さくさくぱんだ村【公式】(@kabaya_sakupan)さん / X (twitter.com))夏が来たら大惨事になりそうな集落。守ってあげたい。

*2:本来、葛粉から作られますが、一般家庭の代用として片栗粉を使用します。ちなみに、片栗粉ではわらび餅も作ることができ、簡単なのにクオリティー高くておすすめです。

*3:ヌルヌル風呂で生成しようかと思ったが、自重。ビスコボーイ、それはさすがにオトナの階段のぼりすぎだよ......

*4:試してみようかなと最近流行り?な画像生成AIに頼ったらこの結果。ビスコの少年、成長したらめっちゃイケメンになるってことか...?

*5:そもそも揚げ物がめんどくさいからね......許してください......揚げ物を作ってわかる親の偉大さ。ありがとうお母さん。

*6:ライスペーパーで包む、というアイデアは友人からいただきました。誠にありがとうございます。

*7:北島三郎 「夢人」より。亡くなった祖父が北島三郎の大ファンでした。